学生時代の英語の偏差値が39だった僕は世界を旅するバックパッカーに。
思えば学生時代、英語の授業は友達とチェスをしていました。
先生も放任主義でしたね。
英語のマークシートのテスト用に筆箱には4面体サイコロを入れていました。
サイコロで答えを書いても、一生懸命に自力で答えを書いても、
テストの結果はたいして変わらなかったからです。
偏差値39でも世界で通用する英語
大学生になって1年目の春休み、海外旅行に行くことにしました。
最初は友達と行く予定でしたが、みんな「お金が」「時間が」「バイト」と脱落。
結局一人旅になってしまいました。(人望ないとか言うな)
でも結果としてはこれが良い経験でした。
最初に降り立ったスイスのチューリッヒ。
夕方に空港を出た時、街は雪が降っていました。
無謀にもツアー旅行ではなく、最初からバックパッカー。
しかも当時はインターネットもなく、旅行代理店を通していない僕は経験不足から、
最初の宿すら予約しておらず、不安なスタートを切ったのでした。
ちなみにチューリッヒで最初に乗ったトラム(路面電車)は支払い方法がわからず、
無賃乗車してしまったのは良い思い出です。。
そんな僕でもなんとかカタコト英語で1か月ヨーロッパを渡り歩き、乗り切れたのでした。
中学から授業で習っていただけの英語でも、他の言葉に比べたら身についているものなんですね。
あるアメリカ人男性とスラング、そして決裂
一人旅をするうちにカタコト英語で突き進むも、
世界で一番英語が通じない相手がアメリカ人だと気付くようになりました。
他の国の人々の英語は「第2外国語」としての英語なので、
発音も丁寧で話すスピードもゆっくりで聞き取りやすく、簡単な単語を使います。
ところがアメリカ人は…人によりますが、
話すスピードも速く、単語を繋げる頻度も高く、スラングも入ってきて、訛りもあり、難しい表現も使うことが多かったのです。
一番通じないのがアメリカ人、という衝撃の事実でした。
アメリカ人の中にもゆっくり話してくれる人はいるし、発音がキレイな人もいます。
女性のが聞き取りやすい発音をしてくれる印象ですね。
ユースホステルで泊まっていた僕は、あるアメリカ人男性と知り合います。
素朴な感じで人の好さそうな人でした。
でも、訛りがすごくて、なかなか聞き取れないんです。
おまけにスラングを多用する人でした。
おかげで意思疎通に他の人の倍以上時間がかかったのです。
この時、教わったスラングに、こんなものがありました。
You are a fucking guy!(お前は最低だ!)
You are the fucking guy!(お前最高!)
なんで?!
全然逆の意味になってて、訳が分かりませんでした。
上記の表現は検索しても同じ悪い意味しか出てきませんし、間違っているのかもしれません。
それとも文体というよりは、言い方のニュアンスの問題だったのかもしれません。
でも、スラングに興味を持った瞬間でした。
最終的にそのアメリカ人男性とは、僕の聞き取りが原因で決裂してしまいました。
おそらく誰もが経験するであろう、「Mind if」への間違い返答が原因です。
「Mind if I go with you tomorrow?」(明日一緒に行っても?)」の疑問文で、
いいよ、と答えるつもりで反射的に「Yes! of course!」と答えてしまったのです。
相手はシュン、となり、離れていってしまいました。
僕は何か返答を間違えたことを悟ったものの、弁解をなんと言って良いか分からず、
結局そのまま別れてしまったのでした。
日本語のスラングと使用危険度
日本にだってスラングはあります。
例えば、「超~」とか、「~なう」、「草食男子」などもスラングでしょう。
昔なら「ナウい」とか「ダサい」とか。
スラングは生ものなので、古いと死語になったりします。
時代と共に移り変わっていく言葉も多くあり、同時に生まれる言葉でもあります。
実際、映画などを見ても友達同士は簡単な単語でやり取りしていたりします。
スラングは自分から使用するケースは少ないかもしれませんが、
意味が分かれば、ぐっとコミュニケーションが楽しくなります!
ただし、不用意に使うと命の危険すらあるかもしれません!
使用危険度を5段階で表示しましたので、表示がついていないものは使用しても大丈夫ですが、1より上は意味が分かっても自分から使うのは気を付けましょう!
難航を極めた音声収録
このサイトで聞ける音声は友人の現役ニューヨーカーに実際に使われているスラングを選んでもらい、その音声を収録したものです。
彼女との収録は困難を極めました。
なにしろ、男女が同じ部屋で真顔で、マイクの前で
「アホ…アホ」「くそったれ…くそったれ」「小便しよう…小便しよう」などを収録するのです。
一言話しては笑ってしまい…時には彼女の笑いのスイッチが入ってしまうと5分以上作業が進まない時もありました。
このサイトで聞ける音声はそのような苦労の賜物なのです。
また、個人的に英語学習サイトでも長文の文章だと疲れている時には読む気が起こらず、後回しにしてそれっきり、ということがよくありました。
そのため、このサイトでは2分で読めるような簡潔さを目指しています。
また、使用危険度も分かるようにタグ付けしております。
気軽にスラングを身につけて、コミュニケーションを楽しめますように!